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甲状腺機能亢進症と腎不全と闘う:::最愛の黒猫kuma(永遠の17歳)と2代目kuw(7歳)としゅぽぽの徒然にっき
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2024/04/20 (Sat)
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2007/03/22 (Thu)
【猫(kuma)の甲状腺機能亢進症】

人でいうバセドウ病です


甲状腺ホルモンの過剰により体のあらゆる臓器が一生懸命頑張って働きすぎます
進行状況はゆっくりな場合もありますが、酷使するような状態が続き放置したままでいると
、、、命の危険につながります



多臓器に影響を及ぼす病気ゆえ
肝疾患、腎疾患、胃腸系疾患、心疾患に間違われることもあります

高齢の猫ちゃんに(7歳~要注意)に多い病気ですが
まれにですが若い猫ちゃんでもこの病気になる場合があるようです
食欲があって(過剰摂取)、見た目が元気なため(過剰に活発)に
飼い主さんがこの病気に気が付かないことが多いのも発見が遅くなる理由のひとつです
ストレスが大きな原因になるとも、、、(あと、タバコの煙も影響あるかもしれないそうです;)

我が家の場合は 頻繁に病院にかかっていたにもかかわらず
その医師が発見できず(kumaの症状に嘔吐、下痢が無かったため 亢進症では無いと否定;)
危うく命を落とす危険にさらされました
正直、当時はお医者さん任せの通院でした

現在は雑誌等でも目にするようになり認知度が増えつつな病気ですが
残念なことにまだまだホルモン値を院内計測できる病院は数少なしです
そしてこの病気を得意とする医師にもめったにお目にかかれてませんし、
資料も他の病気に比べるとほんのごくわずかです


★以下の症状が少しでもみられたら念には念を!!!
ぜひ早めに検査をしてもらってください


お年寄りなのに若い頃に比べ元気になった、あるいは異常なほどによく食べる、
昔に比べ甘えたになってやたらとかまってほしがる
性格が変わったように感じる
部分的にハゲが頻繁にできる(目尻、口元などが我が家の場合にはよくみられます)
やたら痒みをともなって掻き毟る
避妊・去勢 済みなのに発情しているような鳴き方して落ち着きが無い
眼がぎらぎらとして活発
下痢(軟便、粘膜付着)、嘔吐が頻繁にある
呼吸が早い、心音がとても早い
などなど、、

特に食事量に比べなぜか体重が減ってきた というのは要注意です
お年寄りだから、、と思って我が家も安易に構えてました



■甲状腺ホルモン値測定

検査は通常の血液検査同様で採血して項目を追加してもらってください
料金は病院によって異なりますが、うちのかかりつけの病院では
T4測定は院内で¥2600(採血料含む)ほどです
ちなみに、FT4測定は当院から外注に出すと¥5000~6000ほど
※但し結果が出るのに~1週間時間要すため、すぐに投薬量の調整は不可
外注先 = 臨床検査 モノリス =
http://www.monolis.com/kensa/naibunpitsu/index.html

正確に検査をしたい場合は、T4、FT4、TSHを計測します
TSHが低値、T4(FT4)が高値となります

ただし、外注になると金額も倍近くになる事もあり、結果がでるのに時間がかかります
あと、機械によって平均値(正常値)が異なりますので
セカンドオピニオンとして他院で比較する場合は
その辺りも確認が必要です

※甲状腺ホルモンは常に変動します
一回の検査で出た数字が常ではありません
基本的には夜のほうが値は高いようですし
活発に運動すればあがり静かにしていればさがり寒ければ上がる傾向のようです
疑いが強い場合は1度の測定ではなく日を改めて再度計測してみるのもいいかもです



■参考までに 甲状腺ホルモンの種類

T3:トリヨードチロニン
T4:サイロキシン
 
※TSH(甲状腺刺激ホルモン)の刺激を受けて甲状腺から分泌され
甲状腺ホルモン結合蛋白(主にTBG)と結合した形で
血液中に存在しますがこれらは活性を持ちません

↑そのごく一部が遊離型ホルモンFT3(Free T3)・FT4(Free T4)で
生理学的に活性を持つ甲状腺ホルモンゆえ全身で作用します
 


T4 基準値@当院 0.5~2.5ug/dl
T4 基準値参考@モノリス
FT4 基準値参考@モノリス


※甲状腺ホルモン(FT4、T4も含む)について詳しく知りたい場合は
人の場合になりますがこちらも参考にしてください




★もしも甲状腺機能亢進症だと診断されたら、、、

■ホルモンの量を抑える(ホルモンの生成を抑える薬剤)を毎日投薬しつづけます
メルカゾール(中外)
・チアマゾール(MMI)
チウラジール(田辺)
・プロピルチオウラシル(PTU)
・プロパジール(中外)

メルカゾールチアマゾールとの比較はこちらをご参考に、、、

我が家ではメルカゾールを投薬してます

※このお薬は血中濃度を平均して保つ事が大切です
極端に多くの量を与えても押さえつけると返って体に負担をかけるだけのようです
できるかぎり少量を規則正しい時間に平均をとって投薬することが
ホルモン値の変動が少なくベストではないかと感じています
ただ、この抗甲状腺薬による副作用にも注意が必要です
自己判断による投薬中止もあまりおすすめでありません
数値とその子の見た目とにギャップがあるからです
定期的に検査を受けてお薬の微調整が好ましいと思います


■お薬以外の治療法
外科的な切除術や、放射線治療などがありますが
我が家では未知の方法です
また手術で切除した場合でも、
異所甲状腺症(他の場所に甲状腺を作る?)が異例としてあるようです
なんにしろ我が家にとっては
高齢での手術はリスクは高すぎるしその勇気はありません





我が家の亢進症メモこちら

我が家の治療状況こちら




当綴りは、しゅぽぽがkumaの為に書きとめておいたものです
人から聞いたりネットで調べたりした内容をしゅぽぽ視線で綴ってます
この病気は個体差も大きいため
当内容が同じ病気の猫ちゃんに当てはまるものではありません
記載内容に変化及び相違があった場合は都度訂正を加えるつもりです
ですので、無断転写は固くお断りいたします
医師の意見だけを鵜呑みにせず、ご自身の責任の元
大切な我が子の命をお守りくださいますようよろしくお願いいたします



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2006年12月 kumaは
自分で動く事が困難になった

そんな時耳にした*歌*
うろ覚えながらに口ずさむと
返事をするかのようにシッポを動かし
ヨタヨタしながら起き上がり
しゅぽぽの足元に何度もやってきた
あと少しで虹の橋...

だけどkumaは戻ってきた


がんばるkumaやんの応援歌
『ぼくはくま』

続き...
kumaとわたしの散歩道


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