エナカルド＠ACE阻害剤

エナカルド錠＠慢性心不全用持続性ACE阻害剤 動物用医薬品

血管を無理に拡張するものでは無く
血管を収縮させる作用のある物質（アンギオテンシン）を
生成する酵素（アンギオテンシン変換酵素＝ＡＣＥ）の働きを妨害し、血管の収縮を防ぐ


■製品紹介
輸入元　メリアル　参照　http://jp.merial.com/pet_owners/dogs/products.asp
販売元　ゼノアック　参照　http://www.zenoaq.jp/html/sh01_more017.html


＜輸入元に問い合わせ＞

１．犬用となっているが、、、
メーカーとしては承認（試験データーを提出し農水省にて安全確認）を得ているのが
犬の心不全用のみになっているのでそれ以外は表立ってうたうことは出来ないが
獣医師学会等では猫の症例もあるようで実際には猫用としても多く使用されている

２．心不全以外の効用、、、
他メーカーの製品（ACE阻害剤）と同様腎不全にも効果がみられるが承認をとっていないため
サポートの点ではやや弱いが数種類あるACE阻害剤はどれもほぼ同じ効用が期待できるようだ
（ACE=アンギオテンシン変換酵素）

エナカルド錠（マレイン酸エナラプリル）
フォルテコール錠（塩酸ベナゼプリル）
エースワーカー錠（塩酸テモカプリル）
アピナック錠（アラセプリル）　
バソトップ錠（ラミプリル）

ちなみにフォルテコールの場合は猫の腎不全への効果を承認されている
尿へのタンパク質の漏出を抑制し、
血管を広げて腎臓内の血圧を下げることで腎臓への負担を軽減できるらしい
※エナカルドも同じ効用があるのか次回主治医に確認する予定
あと、血圧についても要相談だ！
残念な事に当病院では麻酔なしでの血圧測定ができない為、他の病院にも聞き込みしようと思う


３．注意すべき副作用、、、
血管を広げる作用およびおしっこをでやすくする作用がある
（ただしこの作用はいたってゆるやかで一般に拡張剤、利尿剤といった作用とは違っていて
血管を収縮、おしっこを止めていた酵素の活動を押さえる程度であり
本来の状態にもどす効果がある）
のでまれに低血圧になる可能性もあり、初めての服用後２４Ｈは厳重に監視をすべきである
また、おしっこが出やすくなることから脱水症状の場合は腎機能低下にも要注意であるとの事



●今回検索していて目にとまった点●
以前、今後の腎臓のケアの話を主治医としていたとき
フォルテコールの名があがったのにもかかわらず今回処方はエナカルドでした
帰宅後　なんで？と思ったのでいろいろと調べていくと
どうやら最終的に代謝＆排泄される部位が違うようです
フォルテコールは、肝臓（胆汁）と腎臓（尿）＜５：５＞から排泄されるようで
エナカルドは、主に腎臓（尿）＜２：８＞から排泄されるみたいなのです
我が家は現在肝臓の数値が高いこともあり
今回エナカルドになったのかもしれません
この件についても次回診察時に質問しようと思います


追記
主治医に質問したところ
やはりkumaは肝臓の方が腎臓よりも現在状態が良くないので
その点を配慮してエナカルド錠を選択されました


2007/11/29 より　エナカルド錠　投薬開始しました

2007/10/1@検査入院

ACE阻害剤を投薬するにあたっての注意点＆投薬時期について
健次郎くんのところで詳しく綴ってくれてます
とても参考になります
【健次郎の健康日記】 http://kenkoujirou.jugem.jp/?eid=307#sequel


綴り内容はあくまでしゅぽぽ＆kuma用のものです
素人検索での記述ですので
誤った点もあるかと思いますので情報に間違いなどありましたら
コメント等にて教えていただけると幸いです
無断転写等はお断りします